【第二種電気工事士】学科試験 変更点まとめ|出題範囲・試験形式・手数料の確認ポイント

学科試験の変更点を確認すべき理由

※ この記事は毎年の変更点を追記していくテンプレート形式です。最新の情報は必ず一般財団法人 電気技術者試験センター(公式)で確認してください。

第二種電気工事士の学科試験は毎年同じではありません。出題範囲の追加・試験形式の変更・受験手数料の改定など、受験前に把握しておかないと当日になって慌てる項目がいくつかあります。特に近年はCBT方式の導入・拡大によって、申込から受験までの流れが大きく変わってきています。

とはいえ、すべてがコロコロ変わるわけではありません。「変わりやすい部分」と「変わりにくい部分」を切り分けて、変わりやすい部分だけを公式情報で確認するのが効率的です。本記事ではその観点と、確認頻度の目安をまとめています。

そもそも第二種電気工事士の学科試験全体の構成を確認したい方は、まずこちらのハブ記事から読むのがおすすめです。

→ 第二種電気工事士 学科試験まとめ(学科ハブ)

毎年チェックする3つの観点(出題範囲/試験形式/手数料)

受験前に公式発表を確認するときは、以下の3つの観点で見るとモレがありません。

  • 出題範囲の変更:試験センターが公表する出題範囲表に変更がないか(科目そのものは電気工事士法施行規則 第10条第2項が引く第3条の表で定められており、頻繁には変わらない)
  • 試験形式の変更:CBT方式の対象拡大、出題数・試験時間の変更
  • 受験手数料の改定:インターネット申込・書面申込の費用変更

これに加えて、技能試験の候補問題はその年度の上期・下期に共通のものが年度のはじめに試験センターから公表されます(令和7年度・令和8年度はいずれも1月中旬に公表資料が出ています)。学科合格後の準備にも影響するため、申込時点で一緒に確認しておくとスムーズです。

確認項目の詳細はこちらのチェックリストにまとめています。

→ 試験要項で変わりやすいところチェックリスト

変更点の記録欄(随時更新)

この欄は、年度ごとに確認できた変更を随時追記していくスペースです。

  • 令和5年度:「筆記試験」が学科試験という名称に変わり、従来の筆記方式に加えてCBT方式(パソコンで解答する方式)が導入されました。出題形式は従来と同じです。
  • 令和9年度〜:電気工事士の学科試験(第一種・第二種)をCBT方式へ移行すると試験センターが告知しています(2026年10月2日時点で公式サイトの「重要なお知らせ」に掲載)。移行後の実施方法の詳細は公式の続報を確認してください。

これ以外に記録済みの変更点はありません。受験前に必ず一次情報(試験センター公式サイト)を確認してください。

学科試験の方式が変わった年の年表:令和5年度に「筆記試験」が「学科試験」へ改称されCBT方式が導入、現在は筆記とCBTの選択制、令和9年度から原則CBT方式へ移行すると試験センターが告知
公表されている変更点だけを並べた年表(未発表の日程は入れていない)

SNSやまとめサイトの情報は古い場合や誤りを含む場合があります。手数料や試験日程など金銭・スケジュールに関わる部分は、必ず公式発表を一次情報として確認するようにしてください。

変わりにくい安定分野(過去問例つき)

毎年変わる部分がある一方で、以下の基礎分野は安定して出題されています。学科対策の軸として、最初に固めておくと得点源になります。

  • 電気理論(オームの法則・直流/交流・三相)
  • 電線・ケーブルの種類と許容温度
  • 遮断器・開閉器・接地の種別
  • 電気工事士法・電気事業法の基本

代表的な安定出題例(1問)

問:第二種電気工事士の免状を有する者が、単独で行うことができる電気工事として、正しいものはどれか。

  • ア.自家用電気工作物(最大電力500kW未満)の低圧部分の工事
  • イ.一般用電気工作物の電気工事
  • ウ.自家用電気工作物の高圧部分の工事
  • エ.発電所・変電所の電気工事

解答:イ

解説:第二種電気工事士が単独で従事できるのは「一般用電気工作物」の電気工事です。自家用電気工作物(最大電力500kW未満)の低圧部分は認定電気工事従事者の認定が、高圧部分は第一種電気工事士の資格が必要になります。選択肢エの発電所・変電所は、電気工事士法でいう自家用電気工作物から除かれており(最大電力500kW以上の需要設備も同じ)、資格の上下ではなく法の対象外として扱われる点に注意します。このような資格別の業務範囲は、資格の区分を問う定番テーマです。

受験前チェックリスト(暗記表)

受験前に確認すべき項目を「変わりやすさ」と「確認方法」で整理した暗記表です。試験申込前と試験直前の2回、この表を見ながら抜けがないかチェックしてください。

確認項目変わりやすさ確認方法
受験手数料中試験センター公式(申込ページ)
技能候補問題高試験センター公式(年度のはじめに公表)
出題範囲中試験センター公式「試験の概要」
試験形式・CBT高試験センター公式(CBT案内ページ)
電気理論の基礎低過去問・テキスト(数年分で十分)
工事士法の基本低過去問・テキスト(数年分で十分)

変わりやすい vs 変わりにくい

  • 変わりやすい:手数料・候補問題・申込スケジュール・CBT対象範囲
  • 変わりにくい:電気理論・配線図記号・工事士法の業務範囲・接地工事の基本

変わりやすい項目だけ公式で都度確認し、変わりにくい項目は過去問演習に時間を集中させるのが効率的です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 第二種電気工事士の学科試験は、毎年どこが変わる可能性がありますか?
A. 大きく分けて、出題範囲・試験形式・受験手数料の観点です。出題範囲は、試験センターが公表する出題範囲表に変更がないかを見ます(科目そのものは電気工事士法施行規則で定められているため、頻繁には変わりません)。試験形式はCBT方式の対象拡大や出題数・試験時間の変更、受験手数料はインターネット申込・書面申込の費用改定が対象です。あわせて、技能試験の候補問題も年度のはじめに試験センターから公表されるので、申込の時点で一緒に確認しておくとスムーズです。

Q2. 学科試験の変更点は、どこで確認すればよいですか?
A. 一次情報は一般財団法人 電気技術者試験センターの公式サイトです。確認する場所は項目ごとに分かれていて、受験手数料は申込ページ、出題範囲は「試験の概要」、試験形式やCBTの対象はCBT案内ページ、制度の移行などの告知は「重要なお知らせ」で見ます。SNSやまとめサイトの情報は古い場合や誤りを含む場合があるため、手数料や試験日程のように金銭・スケジュールに関わる部分は、公式発表を一次情報として確認してください。

Q3. 変わりにくい分野はどこですか?
A. 基礎分野は安定して出題されています。電気理論(オームの法則・直流/交流・三相)、電線・ケーブルの種類と許容温度、遮断器・開閉器・接地の種別、電気工事士法・電気事業法の基本などです。配線図記号や工事士法の業務範囲、接地工事の基本も変わりにくい側に入ります。学科対策では、こうした分野を軸として最初に固めると得点源になり、確認は過去問とテキストで足ります。

Q4. 受験前にチェックしておく項目を教えてください。
A. 本記事のチェック表では、受験手数料・技能候補問題・出題範囲・試験形式(CBT)・電気理論の基礎・工事士法の基本を、変わりやすさと確認方法の組みで並べています。変わりやすい受験手数料・技能候補問題・試験形式は試験センター公式で都度確認し、出題範囲も申込の時点で一度見ておき、変わりにくい電気理論の基礎・工事士法の基本は過去問演習に時間を集中させます。確認するタイミングは試験申込前と試験直前に分け、同じ表を見ながら抜けがないかチェックしてください。

まとめ

  • 学科試験の変更点は公式サイト(試験センター)が唯一の正確な情報源
  • 毎年チェックすべき3観点は出題範囲・試験形式・手数料
  • 変わりやすい項目だけ公式で確認し、変わりにくい基礎分野は過去問で固める
  • 申込前と試験直前の2回、本記事のチェック表を活用するのがおすすめ

学科試験全体の進め方や出題傾向を改めて確認したい方は、ハブ記事に戻って全体像をつかむと効率的です。

→ 第二種電気工事士 学科試験まとめ(学科ハブ)

関連記事もあわせてチェックしておきましょう。